発達カウンセリング

発達カウンセリング・育児相談

発達カウンセリング

呼んでも振り向かない、目が合わない、言葉が少し遅いなど子どもの発達が気になる親御さんが増えています。しかし、すべてが発達障害というわけでもありません。きちんとした小児神経学的診察をした上で、運動・感覚・認知等総合的に診断し、気になる行動を起こす訳を、一つずつ親御さんと一緒に考え、解決することが大切であると考えています。私たちはこの発達カウンセリングではチェックリストに頼らない、医師の目で一人一人じっくりみることで、子どもを理解したいと思っています。
発達に障害がある場合も、大切なことは、地域での生活です。子育て支援センター、保育園、幼稚園、学校、学童保育などで、こども同士の関わりや、集団生活を送る上での対応についてスタッフの皆さんとも一緒に考えることを大切にしたいと考えています。

育児相談

育児相談というと、何か異常なことや気になるところを相談し、指導を受けるというような感じがするかもしれませんが、本来小児科医とは、子どもの状態が悪い時だけ診察するのではなく、普段の状態も見ておくことが重要だと思っています。病気を治すことだけが小児科医の仕事ではなく、一度会った子どもさんについてはその成長発達を親御さんたちと一緒に見守ってゆくのが重要だと思っています。ですから、普段でも気軽に立ち寄っていただき、こんな表情やしぐさは一体何を言おうとしているのだろうかということも質問していただきたいのです。私たちは親御さんと一緒に考えてみたいと思っています。小児科スタッフの楽しみは、そうやって少しずつ子どもの気持ちが分かる医療者として成長していく自分の姿を見ることでもあるのです。

カウンセリング風景

作業療法

さまざまな要因によって生じる発達の遅れや偏りをもつ子どもに対して、感覚・運動・認知・対人関係など多方面から指導を行い、健やかな成長を支援します。

作業療法項目

このような気がかりなことの原因を探り、大型遊具やおもちゃを使った遊びの中で、楽しみながら体験型の学習を行います。

睡眠外来

 子どもたちの成長発達にとって睡眠は大切なものです。睡眠は、身体を休ませるだけのものではありません。むしろ主として①脳を創り②脳の働きを育て③脳の働きを守るためのものです。夜泣き、寝つきや寝起きが悪い、昼夜逆転、夜中に目が覚めて歩き回るなどの諸症状についてその背景を探り、環境調整の方法を一緒に考え、治療を検討します。最初に睡眠の状態を記録(睡眠表)していただきますが、記録を続けるだけでも症状の改善が認められる場合もあります。

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