ご挨拶

すくすくクリニックこにし院長 小西薫

小児科とりわけ発達神経科医として、福井総合病院、さいたま市総合療育センターひまわり学園などの地域の療育機関で、さまざまな障がいを持つ子どもたち・御家族と接してきました。また、日本小児科学会や日本小児神経学会のなかで、日常診療や臨床研究について積極的に討論を行ってきました。そしてその中で、私たちの仕事は単に異常を診断することでなく、子ども達の思いを理解し、発達に寄り添いともに生きてゆくことであることを教えられました。

また、夫(小西行郎 日本赤ちゃん学会元理事長 2019年逝去)と共に設立に参加した日本赤ちゃん学会では、発達心理学や脳科学あるいは情報工学やロボテクスの研究者の先生方との交流の中で赤ちゃんの発達のメカニズムについても新しい研究成果を学んできました。いままで、無力で何もできないから親ががんばって育てなければいけないと思われていた赤ちゃんが実は優れた能力を持ち、自ら動き、自ら触ったり見たり聞いたりする中で学習し、発達することが分かってきたのです。

こうした研究の結果をご家族や保育士さんたちにお伝えすることで育児や保育をもっと楽しくし、育児不安などを解消することができるのではないかと思っています。

小西薫

学会活動

  • 日本赤ちゃん学会
  • 社団法人 日本小児科学会
  • 社団法人 日本小児神経学会
  • 日本外来小児科学会

取得認定専門分野

  • 日本小児科学会認定専門医
  • 日本小児神経学会認定専門医

院長のプロフィール

1974年大阪医科大学卒業。京都大学医学部小児科入局。福井県立病院小児科などを経て、1984年から2002年3月まで福井総合病院小児科勤務。福井医科大学小児科臨床教授。福井大学教育地域科学部講師。中学校校医、保育園園医、幼稚園園医、保健所嘱託医など兼任。2002年4月から2010年3月までさいたま市総合療育センターひまわり学園勤務。2006年から所長。2003年4月2006年3月まで埼玉大学教育学部講師。2010年6月すくすくクリニックこにし開設。

専門領域は、小児神経学、小児発達神経学、小児保健学、障害児教育、育児学。

著書は「心と身体の健診ガイド」(日本小児医事出版社)、「赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育2運動・遊び・音楽(共著)」(中央法規出版)、「子どもはこう育つ!お腹の中から6歳まで」(赤ちゃんとママ社)、「赤ちゃんの遊び大全」(KADOKAWA)、「赤ちゃんのしぐさBOOK」「赤ちゃんの遊びBOOK」(赤ちゃんとママ社)など。

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